まず、音を聞く
近畿テクノエレベータでは、入社から半年間はまず「音を聞く」という時間を大切にしています。
エレベーター技術士は、職人同様に長年の経験とカンを頼りにするため、エレベーター技術士の第一歩として、“聞く力”を養うことを教えています。
エレベータ技術士として一人前になるまでには、約2年かかります。
しかし、エレベーターの技術は日々進化しているため、エレベーター技術士としての勉強、研究に終わりはありません。
人を育てることが安全へと繋がる
近畿テクノエレベータでは、「保守業務」「故障対応業務」の両方ができて一人前の仕事人と認められます。
お客さまに安全と安心をご提供するために、社員教育は最も重要な業務であると考えます。
入社後約半年のマンツーマンの研修後、約2年を経て故障待機者として活躍できるように日々の実施・教育を受けます。その後も、新技術習得のための研修を定期的に継続しています。
保守業務
- 入社〜6ヶ月
- 先輩と同行し、マンツーマンでの研修
- 6ヶ月以降
- OJT方式により研修実施。
責任者として保守業務を実施する期間と、先輩と同行しての保守業務を実施する期間を交互に実施。
- 1年〜
- 概ね1年を目処に、保守業務単独で実施できるよう確認する。
故障対応業務
- 半年〜1年目
- ➀就業時間内に発生した故障に内容を考慮し対応
➁就業時間外に発生した故障に待機者と対応
- 1年〜1年半
- ➀就業時間内に発生した故障に内奥を考慮し対応
➁就業時間外に発生した故障に待機者と対応
➂夜間待機者と一緒に宿直対応
- 1年半〜2年目
- 夜間故障待機者として配置
- 2年目以降
- 夜間及び休日故障待機者として配置
研究データを共有し、故障を軽減する
近畿テクノエレベータは、エレベーターの日々の技術革新にも適応できるように新機種の研究を怠りません。
プログラムの研究や基盤の分析により、故障発生時の対応が迅速に行えるよう準備しています。また、故障の履歴をデータ化、メーカーや機種毎の弱い部分を把握、保守にフィードバックし故障の低減に努めています。
技術者の技量格差を均一化するための行いとして、勉強会や安全講習会を実施するほか、日本昇降機メンテナンス協会にて3ヶ月に1度技術委員会を開催し、エレベーターの情報交換などを行っています。
近畿テクノエレベータ スタッフの声
正常に動かなかったエレベータや振動、異音など乗り心地の悪いエレベーターを修理し、お客さまからの「ありがとう」と声をかけて頂いた時にはすごくやりがいを感じます。
単純に見えて奥が深く、人が乗る物なので責任も重い。メンテナンスに関しては効果が分かりづらい等大変な面は多いですが、安心・安全を得る為にはなくてはならないと思います。
メンテナンス時に交換が必要な部品が出てきた時に説明しようとすると、最後まで説明しなくても間違いないとすぐに了承してくださった時は、お客さまに信用されていると実感しました。
24時間体制であること、工事に関して毎回同じ工事(作業)でなく、段取りが難しいです。故障修理、改修工事、その他メンテナンスをできる様にならないといけないので、大変ですがどんな大変なことでも仲間と一緒に頑張れるので、苦にならず達成感を味わいやりがいのある仕事だと思います。
「エレベーターの乗り心地が良くなった」「仕事が早い」とお褒め頂いた時はうれしいですね。危険な仕事だけどやりがいのある仕事だと思います。
常にお客さまの命を預かっているという気持ちで、仕事に打ち込んでいます。
故障修理などでなかなか修理できない時、いろいろなメーカーがある部品の名前もそれぞれ違うので覚えるが大変ですが、「お疲れさま」「ありがとうございます」の言葉を頂くとやりがいを感じます。
エレベーターの点検時、故障が起こる前の小さな予兆も見逃さない様に諸先輩に色々な知識を教えていただきました。少しでも予兆を見つけて、お客様が安心してエレベーターを使用していただける様に頑張りたいです。
エレベーターのリニューアル工事を行なって、お客様に「乗り心地がとても良くなった」「段差が無くなって乗り降りする際とても安心」などと言われた時がうれしく思います。今後も、お客様の喜ぶ顔を数多く見る為に頑張ろうと思います。